朝が待てなくて


毎晩欠かさずあのヨガみたいな変なポーズを続けているというのに、わたしの胸はいまだこじんまりとしたまんまだ。…詐欺だし。


もしかわたしがもっとナイスなボディだったら、樹は放ってはおかないのかな?




高校時代の樹は、つきあうことになったその日のうちに元カノのことを押し倒したって、前に祐二さんが口を滑らせてたもん。




ずるいよ、樹。
わたしには全然狼にならない。




別に押し倒されたいってわけじゃないよ。


あ、いや、そーゆーときの樹ってどんなだろうって…ドキドキと憧れてたりはするけども




でもむしろそーゆー行為そのものよりも


どうしても抑えきれずにそれを求めてしまう熱い想いが、彼の中にあったってことが


たまらなくうらやましい……。