「清純なんかじゃ…ないもん」


ブスッとそうつぶやくと、サホリンに笑われた。


「いやいや、真琴は立派に清純だから!」


「樹クンに手を出して欲しい“清純な少女”なんだよね?」とミャンマー。


そんなの清純って言う?




「まぁ…樹クン的には真琴の成長を待ってんじゃないの?」


ん? 二人の視線がちらっと、わたしの胸元にとまった。


「む…胸!?」


幼児体型だからダメだってこと?


「ち、違う、心だよ、心の成長!」


なんて言いつつ若干焦り、目をそらすサホリンとミャンマー。




ムムム……図星なのか?