朝が待てなくて


「賭けてんだよ俺達。シオと三山がいつくっつくのか」


平然とした顔で大淀が言った。


「「ええーっ」」


「俺、一学期中」と大淀。


「俺は三学期ね。やっぱバレンタインは固いっしょ?」


中村がニッと笑う。



「じゃ、わたし二学期!」


すかさずサホリンが言った。


「えっ、乗っちゃうの? その賭け」


「そう言われると楽しそうだもんミャンマー。両想いだって知ったら何か安心しちゃった」


「だろ? つきあうかつきあわないかって感じのときが一番楽しいんだってば」と中村。



「真琴は?」


えー…


「じゃあ夏休み…」