朝が待てなくて



………


食後のコーヒーを飲みながら、樹がわたしを見た。



さっきの会話以来、わたしリアクションが変になっちゃってるよね。


会話が上の空になったり、それを取りつくろうように急にハイテンションになっちゃったりしてる。



他人事のような樹の言葉に、わたしはそれくらい動揺していた…。





だってね、樹はいつも優しくて

期待するなってほうが無理だったんだよ?



子供だと思われてるって知っていたし

妹みたいに思ってくれてるんだって、わかっていたくせに



実際には自分はこんなにも期待していたんだなって、今思い知った――