朝が待てなくて



それはね、樹


そういう想定が頭にも浮かばないくらい

わたしは樹にとって対象外だってこと?





それとも、わたしの想いに感づいていて

やんわりと断ってくれてんの?



俺はないよって


彼氏にはなれないよって…









「恋なんて…しないもん」


やっとの思いでそう言った。




あんなに華やいでいた心がしぼんでいく。