朝が待てなくて


えー…


「だ、誰にでもそういうこと言っちゃう人?」


「別に」


「わ、笑わない人?」


「へっ?」



大淀は目を丸くして、それからプスッと小さく吹き出した。


「別に。…笑うよ」





しかしながら…もう、しらけた顔に戻ってる。


フェードアウトしようと、そうっと前を向きかけたら「返事は?」って訊かれた。




「えっと、今好きな人がいて…、何とか彼女になろうと企んでる」


「企んでんだ?」


「うん」



ギュッとうなずく。