女房と由紀を守る為に俺は命をかけた。 組に乗り込むと同時に映った光景……。 それは……女房と由紀が殺されていた。 俺は相手を殺した……。 十年と言う懲役で務所に入った。 それで出て来た俺は…極道から足を洗って今は店を出してるって訳」 義武さん。 あんたの人生には敵わなねぇな。 俺は気付かされたんだ。 なんでクヨクヨしてんだよ。 いつもの俺はどうした? 義武さんは一生懸命前向いて向き合って来たじゃあないか。 俺には出来ねぇのか?