「はぁ……遅刻だ…」 学校へ行く途中。 そんな声を漏らすあたし。 多分、今は10時をちょっと過ぎたくらいだと思う。 …で、何であたしがこんな時間に歩いているのかと言うと…… はい、寝坊しました。 うぅ… こんな地味子が不良並みの遅刻してるからって、なんか近所の人の視線が痛いし… しょうがないじゃん? 眠かったんだからさぁ… って、自業自得だよなぁ… はぁ…、とあたしは溜息を零しながらもトボトボと学校を目指した。