ふわっと後ろから回った腕。
…あの日を思い出す、この体勢。
「…あの日みたい…。」
「うん。ここが…小さい頃も、そして今も始まりの場所だからさ。
だから今年の始まりもこうしてヒメと…ここから始めたいんだ。」
「…そうだね。」
背中に温もりを感じながら、星空を眺める。
「やっぱり冬の星空にはオリオン座だよなぁ…すごく分かりやすいし。」
「北斗七星も分かるよ?あと冬の大三角形!」
「詳しくなったね。」
「だって星、好きだから…。」
「俺よりも?」
「え?」
「なーんて、冗談冗談。」
「び…びっくりしたっ…。」
「あ、流れ星!」
「え?」
「今1個流れた!珍しいね。」
「わ、私も見つけたい!」
「もうちょっと見てればもう1個くらい流れるんじゃない?」
「…もうちょっと、このままでもいい?」
「…俺はいいよ。このままヒメと一緒にいられるなら何時間だって。」
ハルくんはそう言うと、抱きしめる腕を強めた。
…あの日を思い出す、この体勢。
「…あの日みたい…。」
「うん。ここが…小さい頃も、そして今も始まりの場所だからさ。
だから今年の始まりもこうしてヒメと…ここから始めたいんだ。」
「…そうだね。」
背中に温もりを感じながら、星空を眺める。
「やっぱり冬の星空にはオリオン座だよなぁ…すごく分かりやすいし。」
「北斗七星も分かるよ?あと冬の大三角形!」
「詳しくなったね。」
「だって星、好きだから…。」
「俺よりも?」
「え?」
「なーんて、冗談冗談。」
「び…びっくりしたっ…。」
「あ、流れ星!」
「え?」
「今1個流れた!珍しいね。」
「わ、私も見つけたい!」
「もうちょっと見てればもう1個くらい流れるんじゃない?」
「…もうちょっと、このままでもいい?」
「…俺はいいよ。このままヒメと一緒にいられるなら何時間だって。」
ハルくんはそう言うと、抱きしめる腕を強めた。



