『冬の正座』
と書かれた一冊の本。…ていうか重い。
「…やっぱり天体オタク…。」
「星が好きなだけです。それがオタクですか?」
「うっ…。」
真っすぐな目でそう言われると言い返せない。
「とにかくその本を返してください。」
「いっ…言われなくたって返すわよ!どーぞ!」
「…ありがとうございます。」
「え?」
…今こいつ、『ありがとう』って言った?
あ…有り得ない…よね?
「何ですか?」
「いやだって…今ありがとうって…。」
「拾っていただいたのですからありがとうは至極当然なのでは?」
「そりゃそうだけど、あんたの口からありがとうって…。」
「あなたは私をなんだと思ってるんですか?」
「別に何とも思ってないけど!」
「…お礼くらいは言います。それでは。」
あたしから本を受け取ると、またすたすたと歩行スピード速めで進んでいく。
「…まーた会っちゃったね、イライラの原因。」
「だから寒いからだってば!」
「はいはい。」
と書かれた一冊の本。…ていうか重い。
「…やっぱり天体オタク…。」
「星が好きなだけです。それがオタクですか?」
「うっ…。」
真っすぐな目でそう言われると言い返せない。
「とにかくその本を返してください。」
「いっ…言われなくたって返すわよ!どーぞ!」
「…ありがとうございます。」
「え?」
…今こいつ、『ありがとう』って言った?
あ…有り得ない…よね?
「何ですか?」
「いやだって…今ありがとうって…。」
「拾っていただいたのですからありがとうは至極当然なのでは?」
「そりゃそうだけど、あんたの口からありがとうって…。」
「あなたは私をなんだと思ってるんですか?」
「別に何とも思ってないけど!」
「…お礼くらいは言います。それでは。」
あたしから本を受け取ると、またすたすたと歩行スピード速めで進んでいく。
「…まーた会っちゃったね、イライラの原因。」
「だから寒いからだってば!」
「はいはい。」



