晴輝の耳元に口を寄せ、そっと呟く。


「晴輝の気持ちが変わりませんように。」


それだけ呟いて、そのままその冷たくなった頬に口づける。
わざと音を立てて唇を離すと、みるみるうちに晴輝の頬が赤く染まる。


…耳たぶ、超真っ赤!


「晴輝、顔真っ赤ー!可愛いー!」

「おっまぇなぁ!」

「晴輝、背伸びしたんでしょ?だからあたしも背伸び、ね?」


肩に手を置いたまま、背伸びをしたまま、晴輝に向かってそう言った。
ちゃんと完璧スマイル付きで。


晴輝がこっちを向いたから、顔と顔の距離が激しく近い。
それでもあたしは逸らすことも、離れることもしない。


「流れ星、願い叶えてくれるかなぁ?」

「星じゃなくて俺が願い叶えてやるよ。」


晴輝の左手があたしの腰をそっと抱き寄せる。
そしてそのまま、唇が重なった。


…前までは晴輝とそんなに背も変わらなかったのに、いつのまにか背伸びしないとキスも出来ないくらいになってしまった。
それがどこか悔しくもあり、でも嬉しくもあって不思議な気持ちになる。


唇が一度離れて、視線が絡み合う。
一度あたしの目を捉えると、晴輝は再び目を閉じて、唇を重ねてきた。