予想もしていなかった言葉が降って来て、あたしはパッと晴輝を見つめた。


「父さんも母さんも、別に同棲は反対しないって。
2年も離れてれば限界だと思うしって父さん言ってた。」

「ど…同棲!?」

「お金的な問題はバイトとかしてなんとかするし。
梨亜にその気があるんなら、卒業したら就職もこっちですればいいって思ってるし。」

「その気?」

「…だから、俺が大学卒業したあとの話だよ。」

「へ…?」


…イマイチピンと来ない。
だって晴輝が大学卒業したら、お互い社会人ってわけで…。


「梨亜、鈍感。」

「はぁ!?」

「俺が大学卒業したら結婚したいって言ったら梨亜は拒否すんの?」

「けけけけけ結婚!?」

「…なんだよその反応。」

「だっ…だって!いきなり結婚って!」

「父さんたちもそんな感じで結婚してるし、俺はもう絶対気持ち変わんないから、将来的にはそうなれたらって普通に考えてるけど。
ま、急いで言うような話でもねぇよな。…とりあえず考えておいて。答えは2年後でいいし。」

「…その前に受かりなさいよね。」

「それはごもっともな指摘だな。」


いきなり飛躍した話にドキドキしながら頭の中を整理する。
…って待って。もしかして陽パパが言ってたのってこの話?


不意に陽パパの言葉が蘇る。


『晴輝もきっと、その頃の俺と同じ考えだと思うけど。』