「ねぇ。」

「なに?」

「なんで13日なの?」

「俺にとって大切な日、だからさ。」

「ショウにとって?」

「だから夢にも付き合ってほしい。」

「ごめん。全然辻褄合わないし、意味分かんないんだけど。」

「…一人で行けそうにないから、付き合ってって話。」

「え…?それってどういう…。」

「13日には話すから。
今は買い出し行こう?」


にっこりと笑ってショウはそう言った。
その笑顔がいつもよりなんだか切なくて、夢は何も言えなかった。





「…なんでそんな顔すんのよ…バカ…。」




自分の部屋で夢は小さく呟いた。





「大切な日って…どういう意味よ…?」