そして高校1年の冬、やっと会えたんだ。 制服を着ていて後ろ姿だったけど俺は咄嗟に手を掴みあの時のお礼を言った。 覚えてないと思っただけどそいつは一瞬考え俺の耳元で『ありがとう』と呟いた。 夢かと思った。 憧れていた奴に口を聞いてもらえたんだ。 ただ素直に嬉しかった。 そして俺は高2になり紅の総長になった。 強くなりたかった。強くなって俺の名前が大きくなれば彼奴に近付ける気がした。