30分もたたずに約束の場所へボスが来た。 黒いでかい車。前と変わってない。 目の前に黒い車は止まり窓が開きボスが顔を出した。 「乗れよ」 車に乗ると煙草の匂いと香水の匂いがした。 「……お前男になったの?」 「違う」 「……あぁ、なるほど」 ボスはいい人だ。私の事がよくわかってるし何も言わずともわかってくれる。 そんなボスが何で族潰しなんてしてるのか未だに不明だ。 「お前口数増やせよ。わかりにくいっての」 これも前から言われてた。元から口数が少ないのに今更増やせないって。