はぁー・・・憂鬱。 夕食を食べ終え、部屋に戻ろうとしたとき。 「凛!」 振り返ると、そこには真司。 こっちに向かって走ってくる。 「どうしたの?こんなに急いで」 ほんとはすごく嬉しい。 今すぐ抱きしめたい。 「ちょ、こっち来て」 「えぇ!?ちょっ・・・」 強引に腕を引かれ、人影のない部屋の隅に連れてこられた。 遠くから「真司くん強引ー♪」なんて言う、唯の声が聞こえる。