〜颯太SIDE〜

朝からついてねぇ…


久しぶりの寝坊だな。


と思いながら、待ち合わせ場所に急ぐ。



駅について、

「おっせーよ!」

という大和の声でふたりの場所に気付く。



「悪い悪い」

「遅刻したおわびに、
今日は颯太君がお昼ご飯を
オゴってくれるそうです!」

大和…おい。

そりゃあねぇだろ。


ちょっとばかし遅刻しただけじゃねぇか。


って…ちょっとでもないけどな。


まぁ…しょうがねぇか。


「はいはい。
わかりました。」


『いえい!』

とハイタッチを交わす2人。


こいつらテンションたけぇよ。


「何食べてやろう。
ステーキとか?」


「諒調子乗ってんなよ。
ハンバーガーだハンバーガー。」

ステーキなんて冗談きついから。


「まったく、テンション低いなー颯太は。」

「ほんとほんと。
俺と大和は颯太のテンションあげようと、
こんなに明るくしてやってるっていうのに。」


はぁ。

なんてため息をつく2人。

ため息つきてーのはこっちだよ!