あのゴールまで〜はじまり〜



私は自然に目線が上になる。




松崎流星だ。



なんでだろう。



目があったのがこんなに嬉しい。


何か変。


自分・・・おかしい





「頑張ったな。


明日も頑張れよ」


微笑む松崎流星。


上から目線の言葉も上から。



「ありがと・・・!」



私は笑顔をつくる。



「松崎も明日100だよね!


一緒に都大会いこうね!!


また明日ね!」



「ああ、明日な」



私は桃とるりと文香のもとに走った。