私は三回とも跳び終わったらすぐにテントに戻った。




でも間違いだったら困るから、記録とかのことは言わなかった。



「おつかれ〜」



桃があぐらをかきながら座っている。



「ありがとっ」




「るりは?」



桃ば私に問い掛ける。



「るりまだ三回目跳んでないから」



私はそう答えた。




「あっ。先生だ。」



桃がそう言った。




私の背後には麻木先生。




「おめでとうございます」



いきなりそう声をかけられ「はあ?」と、私は言ってしまった。





「え?知らないの?


都大会決まってるよ」




さらりと私には重大なことを言う。