私には見覚えがあった。
数日前の雨の日…
あの日私は、学校で体調を崩し、早退をした。
という設定…
実際は具合なんて悪くなかった。
でも、学校に居る意味が分からなくなって早退と言って帰ってきた。
帰り道。
雨ということもあって、
前に続く道には誰もいない。
私の足は
あるところへ向かって行った。
泥が靴を汚すのもお構い無しに、森へと続く細い道を歩く。
たどり着いた場所…
芝生が生え、小さな小屋があり、その横には大きな一本の木。
ここが私の泣く場所。
小さいころから
辛いことがある度にここへ来た。


