「ゆら……!」 ママってことはお母さん…? じゃあ、俺が最初にお母さんだと思ってたこの人は誰? 俺はもうパニック状態。 そんなとき、肩をトントンと健が叩いた。 「知ってること説明するよ」 俺と健は病室を出た。 自動販売機で飲み物買い、その隣にあったベンチに座った。 「まず、美月は頭を強く打ったらしく、記憶喪失になったらしいんだ」 健はそう話出してきた。