「いってぇぇー!!」 「我慢しなさい!」 そんな声が夜中の部屋に響いた。 「来斗、もう泊まってけよ」 「あぁ、ありがとう」 手当ても終わる頃、朔哉がそう言ってくれた。 体だるいし、もう動きたくねぇ。 朔哉の部屋に布団を敷いて、じゃんけんに勝った俺はベッドの上に寝転んだ。