「大丈夫なのかよ、あいつ。」 「大丈夫だろ。」 中学3年の俺。 受験生が出歩いてもいい時間でもないけど 荒れている俺には、そんなこと関係なかった。 受験なんかどうでもいい。 「あいつ可愛いしナンパしてやろうか?」 「わりぃ、そんな気分じゃねぇわ」 「そっか、じゃあ俺もやめとこーっと。」 俺はそのあと、やっぱり気分が乗らず、一人抜け出して家に帰った。