「松崎 来斗です、よろしく」 「美月 優蘭です。よろしくお願いします。」 席が俺の後ろだから、美月は自己紹介も必ず俺の次。 名前を覚えるのが苦手な俺でも、自分の次っていうことと、 名前の珍しさで、美月の名前はすぐ覚えられた。 あれから、美月とは全く話してない。 まぁ、話すことないから、別にいいんだけどさ… そんなこんなで、入学してもう1ヶ月がたとうとしていた。