「俺、憂太を幸せにするから!例え朝だって昼だって夜だって、幸せにするから!」 「…意味深な言葉だなオイ」 「だから、だから… ――俺と結婚して下さいっ!」 そう言って先輩は頭を下げてバッと左手を出した。その左手は、暴れた芝刈り機のように異様に震えていた。 …やっぱバカだ、この人。 「先輩って本当にバカだよね」 「え?」 「バカすぎて逆に天才…いや、それでもバカだ。うんバカ。バーカバーカ。先輩のバーカ」 「ちょっ!バカなのは知ってるけどさ今言わなくたって…――!」