「憂太、その顔は思ってたってことなんだろ?」 「……お察しの通りです」 「やっぱりな…」 先輩はそう言って俺の顔を五秒ぐらいじーっと見ると、スプーンを置いていきなり立ち上がった。 そして俺の目の前に立ってまたじーっと見てきた。 「……」 「……?」 「…憂太!」 「ちょ……っ」 すると両手を俺の頬に寄せ顔をぐっと近付けてきた。 …近い、近いよ。めちゃくちゃ近いよ!