「――うおー!これが愛妻料理!いや、愛夫料理か!憂太の愛を感じるぜ…!」

「…愛なんてこれっぽっちも入ってないけどな」



あれから約一時間後。俺はようやく夕飯を食べることが出来ていた。

…そのわけは、先輩があの後「あ、でもプレイの準備とかあるしな…。ごめん、一時間ぐらい待ってて!」と意味不な発言をしたからである。



「強いて言えば嫌悪しか入ってない、嫌悪料理です」

「…うん、それは本当は愛が入っているけど恥ずかしくてその逆を言ってしまう可愛い可愛いツンデレと取っていいのかな?」

「嫌悪デレ、略してケンデレと取ってくれ」

「いやいやどんなデレ!?」