なぜに俺だけ……。 …あ、今日弟がヤケにハシャいでいたのはそれが理由か! 「ま、元気だせって。なあ?」 「……うう…っ」 「家族が旅行に行ってる間は俺がいるわけだし、何も心配ないだろ!」 ニコッと憎たらしいぐらいの笑みを浮かべ、先輩は俺の肩をポンと叩いた。 「そ、そうだよな、みんないなくても俺には先輩がいるし…」 「うんうん!そうだよ、俺がいる!」 「…なんて誰が納得するかボケェ!」 俺がそう叫びながら思いっきり拳を振ると「ぐはっ!」と言って倒れた。