「ミア


オレ、ミアのコト


好きだから…


昔も今も


ミアしか見てねぇから…


じゃな


気を付けてな」


そう私に言葉を投げて
クルリと背を向け

人があちらこちら歩いていく
隙間を縫って


剛志は
改札へと向かっていった