「よぉ、オハヨ」

黒色のダウンに
黒いネックウォーマーを
口元まで覆い
左手はポケットに
そして
右手を軽くあげる
剛志が私の目の前にいた…


「お、おはよ…

どしたの?珍しいね

てか、
朝、ウチの前に剛志がいるなんて
めっちゃ久しぶりじゃん」


そうなのだ

中学2年までは
朝、部活の朝練がない限り
一緒に登校してたんだよなぁ


「おぉ

たまにはいいかなーと思ってさー

あ、
オレ今日、店寄れないから
駅までだけどな」


「ふーん

ま、いーけどー」


たまには…ね…