「ちぇっ! 剛志のヤツっ…」
接客から戻り
カウンター席の椅子に腰かけ、
頬づえをついた
コト…
カウンターの向こうから
おじさんの腕が伸びて
マグカップが置かれた
「あ、ありがと、おじさん…」
ミルクティがたっぷり入ったマグカップを
両手で包み、一口含む
「剛志、今日、何時に来たと思う?」
おじさんは、
こちらを見ずに
モーニングのお皿を手に
キュッキュッと音をたて
磨いている
「え?…
何時って…私が来る少し前じゃいないの?」
接客から戻り
カウンター席の椅子に腰かけ、
頬づえをついた
コト…
カウンターの向こうから
おじさんの腕が伸びて
マグカップが置かれた
「あ、ありがと、おじさん…」
ミルクティがたっぷり入ったマグカップを
両手で包み、一口含む
「剛志、今日、何時に来たと思う?」
おじさんは、
こちらを見ずに
モーニングのお皿を手に
キュッキュッと音をたて
磨いている
「え?…
何時って…私が来る少し前じゃいないの?」

