「ミア、お前、人が話してンのに
逃げんじゃねーぞぉ」
「あ? 逃げたワケじゃないじゃん
テーブル片づけないと、次来るお客さんに
迷惑デショ~?わかってないなぁ…もう…」
「わかってないだとぉっ?!」
カウンターに教科書やノートとともに
置いてあったシャーペンを持って
興奮しかけた剛志だけど…
「まぁまぁまぁ…
そんなコトでケンカすんなって~
お客さんに迷惑だろう?」
カウンター越しに
私たちにそれとなく注意するおじさんが、
ホールの方に目をやる
つられて私と剛志もホールに
目を向けた…
すると、
私たち二人に視線を注ぐ
お客さんたち…
と、言っても
皆、昔からの常連客の方たちで
口元を、皆、左右どちらかにあげ
ニヤついていた…
うわ…
なんだ、この人たち…

