「乃愛?」 優人さんは心配そうにあたしの髪に触れた。 大きくて温かい手。 あたしの大好きな手……。 「見せてみ?大丈夫だから」 優人さんは首筋にあるあたしの手を退かそうとする。 ダメッ…! 「やっ……」 あたしは必死に抵抗する。 嫌われたくない…。 別れたくないよ……!! 必死に抵抗したけど、男の人の力に敵うわけもなく…… あっけなく手を退かされてしまった。