優人さんは無言のまま、車を走らせる。 あれ? 優人さんのマンションってこっちの方向だったっけ…? あたしは優人さんの車が走る方向を見て疑問に思った。 「ねぇ優人さん…」 「んー?」 「これから…どこ行くの?」 あたしはどうしても気になって聞いてみた。 すると優人さんは悪戯っぽく笑った。 「着いてからのお楽しみ。」 へっ…? 着いてからのお楽しみって… やっぱり向かってる場所はマンションじゃないってこと? じゃあ…どこ行くんだろ。 あたしは頭の中が?マークになってしまった。