すると長谷川さんはあたしをクルッと仰向けにさせると、真っ直ぐ見下ろしてきた。 「どれだけ俺を夢中にさせれば気が済むの?」 長谷川さんは低く甘い声でそう囁くと、あたしに顔を近づけた。 「長谷川さん……」 「好きだよ…乃愛……」 長谷川さんはあたしを強く抱き締めた。