「よし。乃愛、これから病院行こう!!」 「へっ!?い、今から!?」 優人さんはジャケットを羽織ると、車の鍵を手に取った。 「うん。早い方がいいだろ?」 優人さんは既に靴を履いている。 あたしはそれを見て、急いで出る支度をした。 そして優人さんの車で病院に向かう。 ドキドキするなぁ…。 「――乃愛、どうだった?」 診察室から出てきたあたしに、優人さんが素早く歩み寄ってきた。