正面に座る優人さん。 優人さんはハーッと息を吐くと、あたしを真っ直ぐ見構えた。 「……あのさ、乃愛…」 「うん……?」 優人さんは再び一呼吸置くと、口を開いた。 「俺……仕事で1年間、パリに行くことになったんだ」 ………え……? 仕事……? パリ……? しかも…1年間も……? あたしは何も言えず、ただ呆然としていた。