「乃愛、なんか観たい映画あるの?」 「うんっ♪前から観たいな〜って思ってたのがあって…優人さん誘おうかなって思ってたんだ」 「そっかそっか…。何の映画?」 「嵐の櫻〇翔くんが出てるヤツ!神カル!」 「あぁ〜…あの小説が原作ってヤツ?」 「そうそう。あたしあの小説大好きなんだぁ〜」 あたしは笑顔でシートにもたれ掛かる。 「あれ?櫻〇くん目当てじゃないんだ(笑)?」 優人さんは可笑しそうに言った。 「えっ、あぁ…確かに櫻〇くんカッコいいもんね!」 あたしは思い出したように言う。