長谷川さんは優しく頷いた。
「初めて見た時…すげぇ可愛い子だなって思ってさ。なのに凛としてカクテル作ってる姿見て…一瞬で惚れたよ」
そう…だったんだ……。
「ありがとうございます…。あたしも…長谷川さんを初めて見た時、すごく格好良い人だなって思ったんです。しかも中身も完璧で…一目惚れしてしまいました……」
あたしはキュッと長谷川さんの胸にしがみついた。
ホントに好きなんだもん…。
どうしようもないよ。
「……乃愛…」
長谷川さんは甘くあたしの名前を呼ぶと、顔を近付けてきた。
あ、初めて呼び捨てしてくれた…。
嬉しい……////

