――…
「ん……」
あたしは眩しい光で目を覚ました。
背中にはフカフカのベッドの感触。
あれ…?
ここ…どこ…?
「乃愛!起きたか?」
あたしは名前を呼ばれ、横を見る。
「優人さん……?」
そこにいたのは優人さんだった。
「まだ熱あるから寝てろよ。今、替えの冷却シート持ってくるから…あ、ちなみにここは俺の部屋な」
優人さんは優しく笑うと、あたしから離れようとした。
――やだ…。
行かないで…。
「や……」
あたしは優人さんのシャツを掴んでいた。
熱のせいで体に力が入らない。
頭がボーッとする。
けど…
優人さんに離れて欲しくなかった。

