【side 優人】




「課長〜!例の件についてなんですがー…」




「あぁ、どうなった?」




俺は今日も課長として、このインテリアデザイン課の仕事をこなしていた。




乃愛と会った次の日からまた火が付いたように忙しくなった。




俺は忙しさのあまり目が回りそうになる時もあったけれど、そんな時は乃愛を思い出していた。




――ヴヴヴ…




スーツのポケットに入ったケータイが鳴った。




メール…?




俺は社員に気付かれないようにケータイがを開く。




乃愛からだ。




『お仕事頑張ってね(*^_^*)♪』



可愛い顔文字と一緒に付け加えられた最高な言葉。




俺は思わずフッと微笑んでしまった。