「俺、幸せ者だな…。乃愛みたいな素敵な子が彼女なんて」




「優人さん……」




「ホントに乃愛に出会えて良かった。俺の彼女になってくれて…ありがとうな」




優人さんはそう言うと、優しく微笑んだ。




「あたしだって…優人さんみたいな完璧な男の人が彼氏なんて…夢みたいだよ。あたしの彼氏になってくれて…ありがとう」




あたしは優人さんの手をギュッと掴んだ。




「ふっ、乃愛からみたら俺なんかオジサンかもだけど(笑)」




優人さんはクスクスと笑いながら、あたしの手を握り返した。




「そっ…そんなことないよ!優人さんがオジサンに見えるわけないっ!!」




あたしはムキになってしまった。



だって…全然オジサンになんか見えないんだもん!!




見た目だって凄く若いし…。




中身だって素敵な人だもん!