あたしはアドとケー番を書いたメモ帳を長谷川さんに渡した。 「ありがとう」 長谷川さんは優しく笑った。 あたしは“いえ…”と顔を赤くしながら呟いた。 あぁ…どんどんこの人を好きになっていく。 自分でも怖いくらい分かる。