「なんか、すごい女の子に惚れたわねえー高城。恋愛初心者の癖に大丈夫?」
「んだよそれ。そもそも惚れてねえ。そして恋愛初心者じゃねえ」
途切れること少なく付き合ってきた俺によくもそんなことが言えるな。
「初心者でしょー?誰のことも好きになったことがない男の癖に。さっきの態度見てたら確信になったわよ。
あんな風に自分から絡みにいくんだから」
やめてくれ。そういうんじゃねえ。そんなはずあるわけがない。
気になっただけだ。
あいつが余りにも変な女だから。
「豊海、あんな体質だろ?あんな風になるから、好きになっても好きになっても諦めて振られることを選んでたんだ」
「……まあ、死ぬかも知れないんだもんな」
恋愛アレルギーってことは片思いでもきっとそうなるんだろう。恋愛アレルギーって呼んで良いのか分からないけど、めんどくさいからそう名付けよう。
「だけど、高城みたいな男がいてくれて良かったよ!
まあ治るかわかんなし死ぬかもしれないし汚いしそれを省いても変な幼なじみだけど、豊海を宜しく!」
――……はい?
にかっと微笑みながら昭平は俺の肩をぽん!と軽く叩いた。
「付き合うんだろ?」
「え?あ、いや、いやいやいや、死ぬんだろあいつ」
何で死ぬかも知れないのに付き合うことを進めてるんだこの男。それを止めるために話をしたんじゃないのかお前。
っていうか本気で死ぬとか言われて付き合えねえよ。
毎日吐かれても困るんだけど?



