致死量カカオ


「あ、高城の彼女じゃね?」


廊下に出た瞬間に投げかけられた言葉に心臓が口から出るほど体が飛び跳ねた。ちょっと出たかも知れない。


「……え?」


びくびくと振り返ると、そこには高城といつも一緒にいる二人の男に……少し先を行く高城の姿。


体を少しだけ横に向けるその姿だけでやばい、気が飛んで行きそう。窓から入ってくる風になびく髪の毛がまた色気あってたまらない。


今日の髪型はちょっとラフすぎるのかも知れない。ちらほらと落ちている髪の毛と、襟足の髪の毛に触れたくて仕方ない。


「体大丈夫なの?」


そしてまたこの傍の二人もやっぱりイケメンですこと!初めてこんなに間近で見たけど遠目で見る以上にかっこいい。

高城君には負けるけど、爽やかと可愛い感じの二人。ここに高城君なんてもうパーフェクトな組み合わせ何じゃないだろうか。


これがゲームだったら私勝てる。

意味分からないけどそれほどの破壊力あるよこのトリプル!


「あ、えと、はい、体は……」


二人が私を見て、昨日倒れたことを心配してくれていたんだと思うと恥ずかしいような嬉しい様な。


やっべこんな男前にこんな風に話しかけられるとか奇跡かも知れない。

体の心配されるとか。
なんなのこの急展開。今までなら素通りだった人たちと話しているよ私!

きゃー。
やっぱりこの二人にも求婚されたらどうしよう!

よだれ垂れそう!今すぐ跪いて私の手にキスして欲しい!