弱虫で、すぐ逃げて、いつかぽっくり死ぬかも知れない。

多分泣きながら死ぬと思うけど、だけど高城は笑ってていいよ。


多分私は「畜生! 高城の傍にいたかった!」って思って泣いてると思うけど、「最後まで高城といてやったぜ!」って笑って居ると思うから。


私が死ぬときは、絶対高城の傍だと思うから。


これほど幸せな事ってないでしょう?


だから、高城は笑って居て。


私を殺すなんて高城以外きっといない。
私が死ぬなんて高城のせい以外ありえない。

だから、自慢していいよ。


「豊海は、高城が好きすぎて死んだ」って。


自慢して笑っててね。だけど他の彼女は作らないでね。とりあえず嘘でも良いから。


[涙]


ねえ、やっぱり嫌だな。死にたくないな。

笑って居るなんて嘘なのかも知れない。死にたくないよ高城。どうしたらいいんだろう。


どうしたら高城の傍にずっとずっといられるかな。

いつか満足して「死んでもイイや」なんて思うのかな。想像も出来ない。


だけどこれだけは言えるよ。


自分で手にしたチョコレートだから。何度も躊躇って、何度も捨てて、それでも懲りずに手を出したから。

ちっぽけだけど、自分の欲望のために勇気出して手にしたモノだから。そしてそれは間違いなく美味しくて美味しくて。


それを後悔することは絶対ないよ。


だって、私、そのくらい高城のことがスキなんだもん。そんなこと分かってたし。