教室にまだ残っていた2,3人の補習組も「まじで0点?」って言いたげな顔してるし。
こんなところで点数ばらさないでください。
バカだけど羞恥心くらいはあるんですよ。
「彼氏に教えてもらえよ。高城理系だろ」
ぶつくさ文句を言っていると、先生の言葉に思考が一瞬働くのをやめて真っ白になった。
「は?」
「は?って教師に向かって何言ってるんだよ」
「いや、すいません。余りにもちょっとあれで。っていうかえ?何で知ってるんですか?」
先生から高城の名前がこのタイミングで発せられるとは思わなかったんですけど……。
「このまえ職員室で。あいつ案外しっかりしてるからお前にはいいかもなあ。
でも化学の先生も言ってたぞ?お前のこと話したら食い付いてきたって。職員室でも噂になってたけど信じられなかった話だったのに、まっさか本当とはなー」
え?え?え?
なんだこれ。なんの話?
理解出来ない私をよそに、先生は話し続ける。いや、話す前にちょっと色々説明してください。なんなのそもそも噂って。
あ、でも何かそんなこと言っていた気がする。
その直後になんか色々あって気分悪くなったんだけど。
「こないだも話したら、お前の心配してたぞ?俺は教えられないから先生よろしくって」



