致死量カカオ


めんどくさい事には違いないのに何でこんなに豊海のことが気になるのか。

好きだから。

それだけなのか。
それにしても今までと違いすぎる。

今までの彼女だってみんなそれなりに好きだと想っていたはずなんだけどなあ。


「なあ、俺って何で告白されるんだろ?」

「お前殴っていいか?」


殴られても。
俺からすれば結構真面目に悩んでるんだけど?

宮木がむうっとした顔を見せて相変わらずチョコレートを食い続けてぶつぶつ文句を言い続けた。

本当に分からないんだよなあ。

「高城は顔がいいからでしょ?それ以外にいいところあると思ってるの?」


ひょきっと沢田の後ろから顔を出した裕子が偉そうに腰に手を当てて告げてくる。

……本当にお前は何でいつも俺らの教室に来るんだ。


「まあ、それくらいしかないよなあ」

「お前らなあ……」


裕子の言葉に沢田と宮木も同意して首を縦に振っていた。

っていうかそれはひどくないかお前ら。


「高城は顔がいいから、中身もよく見えるって言う何か狡い感じよね?」

「どーいう意味だよ」

「人見知りするから知らない人には素っ気なかったり笑わなかったりするでしょ?顔がいいのにあの人優しそうとかクールだとか。

見かけが目立つと中身見てもらえないのに中身見てる気分なるから高城の場合は長続きしないんじゃない?」


なんかすごいひどい事言われている気もするんだけど?