致死量カカオ


考えれば考えるほどにわからなくなってくるから頭の中に豊海の存在が張り付いてとれないんだ。


それ以上沢田も口にすることなく、黙々と二人でご飯を食べきった。


……食べきった。食べきってしまった……。
っていうか。


「宮木おそくねえか?」


弁当と一緒に飲むはずだった紅茶がまだ手元にないって言うのはどういうことだ。

二人とも食べきって若干手持ち無沙汰だ。

あいつが出て行ってから15分は経ったよな?


「なにやってんだ宮木」

「のど渇いたし待ちきれないし自販機行く?」


何で頼んだのにわざわざ俺らが迎えに行かなきゃいけないんだか……。


ぶつくさ文句を言いながら、ここでぼけーっと宮木を待っているのも退屈だと渋々腰を上げて二人で自販機へ向かった。


自販機行って帰ってくるなんて多少混んでいたって5分程度だ。

普通コースと理系コースの校舎の境目。

つまり階段を下りればすぐそこにあるっていうのに何をしているんだか。


「あいつにパンも買わそーぜ」

「いいな、それ」


階段を下りて宮木を捜し出せば……。

あいつは本当に余計なことしかしねえなと大声で叫びたい気持ちになった。