致死量カカオ



「二日かな?昨日愚痴ってた。
豊海を見かけねえ!って。今日も怒ってるってことは今日も会ってないんじゃねえのかな」

「休んでるとかじゃねえの?」

「学校には来てるよ」


宮木の言葉に、傍でその話をされることにまでイライラして口を挟むと、二人は少しびくりとしてからひそひそと何かを話す。


話すのはいいけど俺の傍で話すな。
考えたくもねえんだよ。


「連絡したら」

「うるせえ黙れ宮木」


その話を今するな。今丁度その事に対して苛立っているんだよ。宮木のアホ。


怯える宮木に沢田が小声で何かを説明する。

煩くない宮木よりも沢田へのほうが俺も色々愚痴っているからもう全部沢田に聞いてくれ。


あーくっそ!あのバカ。


学校に来てることは分かっているのに捕まらない。

放課後迎えに行ってももう姿はねえし、クラスメイトらしき女から「気分悪いから帰る」っていう言付けを貰うだけ。

直接言いにもきやしねえ。
俺の顔を見たら気分が悪いのかも知れねえけど……だからってこんなこと納得出来るか。


廊下で歩いているのは見かけたって話しかけられるほど近くもないし……今日は絶対掴まえてやる。

ついでに連絡先も絶対聞き出してやる。